「会社を辞めた!でも、次に何すればいいの?」
「健康保険とか年金とか、よくわからない…」
「手続きを忘れたらどうなるの?」
退職後の手続きに不安を感じていませんか?
退職すると、 今まで会社がやってくれていた手続きを、 自分でする必要があります。
でも大丈夫。
やるべきことは決まっています。
この記事では、 退職後の手続きを、 期限とともにわかりやすく解説します。
難しいことは何もありません。
この記事を見ながら、一つずつ進めましょう。
退職後の手続き:全体像
まず、 全体の流れを見てみましょう。
やることリスト
退職日当日:
- 会社の備品を返却
- 私物を持ち帰る
- 必要書類を受け取る
退職後14日以内:
- 健康保険の切り替え
- 年金の切り替え
退職後すぐ(できれば1週間以内):
- 失業保険の手続き
その他:
- 住民税の支払い確認
- 確定申告(該当者のみ)
期限を守ることが大切
期限を過ぎると、
- 保険が使えなくなる
- 年金の未納期間ができる
- 失業保険が遅れる
といった問題が起こる可能性があります。
早めに動きましょう。
退職日当日にやること

最終出社日に、 これだけは忘れずに。
①会社の備品を返却
返すもの:
- 社員証・IDカード
- 名刺(自分のもの、もらったもの両方)
- 制服・作業着
- 会社のパソコン・スマホ
- 鍵・セキュリティカード
- 社内資料・データ
ポイント:
- リストを作って確認
- 返却書にサインをもらう(証拠)
- データは完全に削除
②私物を持ち帰る
持ち帰るもの:
- デスクの中のもの
- ロッカーの荷物
- 個人で買った文房具など
注意:
- 会社のものと混ざらないように
- 少しずつ持ち帰るのがおすすめ(最終日に慌てない)
③必要書類を受け取る
必ず受け取る書類:
1. 離職票
- 失業保険の申請に必要
- 退職後10日〜2週間で郵送されることが多い
- 届かない場合はハローワークに相談
2. 雇用保険被保険者証
- 次の会社で使う
- 失業保険の手続きにも必要
3. 年金手帳
- 会社が保管している場合は返却してもらう
- 次の会社で使う
4. 源泉徴収票
- 確定申告や次の会社で使う
- 退職後1ヶ月以内に発行される
5. 健康保険資格喪失証明書
- 国民健康保険に切り替える時に必要
- 依頼すればもらえる
メモしておくこと: どの書類を、 いつまでにもらえるか、 確認しておきましょう。
退職後14日以内:健康保険の切り替え
退職すると、 会社の健康保険が使えなくなります。
新しい保険に入りましょう。
3つの選択肢
選択肢1:国民健康保険に加入
対象:
- すぐに転職しない人
- 家族の扶養に入れない人
手続き場所: 市区町村役場
期限: 退職後14日以内
持っていくもの:
- 健康保険資格喪失証明書(会社からもらう)
- 身分証明書(マイナンバーカードなど)
- 印鑑
保険料: 前年の収入によって変わります。 月1〜5万円くらいが目安。
メリット:
- 手続きが簡単
- すぐに使える
デメリット:
- 保険料が高いことがある
選択肢2:任意継続(会社の保険を続ける)
対象:
- 退職前に2ヶ月以上、健康保険に入っていた人
手続き場所: 加入していた健康保険組合
期限: 退職後20日以内
持っていくもの:
- 任意継続被保険者資格取得申出書(健康保険組合からもらう)
- 住民票
- 印鑑
保険料: 今まで会社が半分払っていた分も、 自分で払う必要があります。 月2〜4万円くらい。
継続できる期間: 最長2年間
メリット:
- 保険の内容が変わらない
- 扶養家族も続けられる
デメリット:
- 保険料が高い
- 2年で終わる
選択肢3:家族の扶養に入る
対象:
- 配偶者や親が会社員
- 年収が130万円未満(見込み)
手続き場所: 家族の会社
期限: できるだけ早く(退職後5日以内が目安)
持っていくもの: 家族の会社に確認
保険料: 無料!
メリット:
- 保険料がかからない
- 一番お得
デメリット:
- 収入制限がある
- 家族の会社に申請が必要
どれを選ぶべき?
おすすめの選び方:
- 家族の扶養に入れるか確認 → 入れるなら一番お得
- 国民健康保険と任意継続の保険料を比較 → 安い方を選ぶ
- すぐ転職するなら国民健康保険 → 手続きが簡単
退職後14日以内:年金の切り替え

会社員の年金(厚生年金)から、 国民年金に切り替えます。
手続き方法
手続き場所: 市区町村役場
期限: 退職後14日以内
持っていくもの:
- 年金手帳
- 離職票または退職証明書
- 身分証明書(マイナンバーカードなど)
- 印鑑
保険料: 月16,980円(2024年度) 全員同じ金額です。
支払いが難しい場合
免除・猶予制度があります。
対象:
- 失業した人
- 収入が少ない人
申請方法: 市区町村役場で申請。
離職票を持っていけば、 審査が通りやすくなります。
メリット:
- 支払いを免除・猶予してもらえる
- 年金の受給資格期間には算入される
注意: 免除期間は、 将来もらえる年金額が減ります。
でも、 未納よりはずっと良いです。
退職後すぐ:失業保険の手続き
次の仕事を探す場合、 失業保険がもらえます。
手続き方法
手続き場所: ハローワーク
期限: 退職後、できるだけ早く(離職票が届いたらすぐ)
持っていくもの:
- 離職票
- マイナンバーカード(または通知カード+身分証)
- 証明写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
- 印鑑
- 銀行の通帳またはキャッシュカード
もらえる金額: 前の給料の50〜80%くらい
もらえる期間:
- 自己都合退職:90〜150日
- 会社都合退職:90〜330日
詳しくは: 失業保険の受け方
失業保険の手続きが不安な方は:
失業保険の手続きは複雑で、書類ミスや申請方法の間違いで受給できないこともあります。
専門家が手続きを完全サポートし、受給額を最大化する方法について、転職×退職サポート窓口とはという記事でご紹介しています。
面倒な手続きを楽にしながら、失業保険を最大限受け取りましょう。
その他の手続き
①住民税の支払い
退職時期で変わります:
1〜5月に退職:
- 最終給与から一括で引かれることが多い
- または、自分で納付書で払う
6〜12月に退職:
- 残りの住民税を自分で払う
- 納付書が届く
支払い方法:
- コンビニ
- 銀行
- 口座振替
ポイント: 納付書が届いたら、 期限内に必ず払いましょう。
②確定申告(必要な場合)
必要な人:
1. 年内に転職しなかった人
- 会社で年末調整してもらえない
- 自分で確定申告する必要がある
2. 医療費が多かった人
- 年間10万円以上の医療費
- 医療費控除で税金が戻ってくる可能性
3. 副業をしていた人
- 副業の収入が20万円以上
時期: 翌年2月16日〜3月15日
手続き場所: 税務署 またはe-Taxでオンライン申請
持っていくもの:
- 源泉徴収票
- 医療費の領収書(医療費控除の場合)
- 銀行口座情報
ポイント: 払いすぎた税金が戻ってくることも。 該当する人は必ず申告しましょう。
手続きチェックリスト

コピーして使ってください。
退職日当日
- [ ] 会社の備品を返却
- [ ] 私物を持ち帰る
- [ ] 必要書類を受け取る(または郵送依頼)
退職後14日以内
- [ ] 健康保険の切り替え(国民健康保険 / 任意継続 / 扶養)
- [ ] 年金の切り替え(国民年金)
退職後すぐ(離職票が届いたら)
- [ ] 失業保険の手続き(ハローワーク)
その他
- [ ] 住民税の支払い確認
- [ ] 確定申告(必要な場合)
よくある質問
Q1:手続きを忘れたらどうなる?
A:すぐに手続きすれば大丈夫なことが多い。
- 健康保険:遡って加入できる(保険料は払う必要あり)
- 年金:遡って納付できる(2年以内)
- 失業保険:期限内ならOK(離職日から1年以内)
でも、早めが安心です。
Q2:転職先が決まっている場合は?
A:新しい会社で手続きしてもらえることが多い。
でも注意:
- 退職日と入社日の間が空く場合は、自分で手続きが必要
- 1日でも空けば、国民年金・国民健康保険への切り替えが必要
確認しておきましょう。
Q3:手続きにお金はかかる?
A:手続き自体は無料。
でも、保険料や税金は払う必要があります。
- 国民健康保険:月1〜5万円
- 国民年金:月16,980円
- 住民税:前年の収入による
支払いが難しい場合:
- 年金:免除・猶予制度
- 健康保険:減免制度(自治体による)
市区町村役場に相談しましょう。
Q4:書類が届かない場合は?
A:会社に連絡しましょう。
- 離職票:退職後2週間経っても届かなければ、ハローワークに相談
- 源泉徴収票:退職後1ヶ月経っても届かなければ、会社に催促
会社が対応してくれない:
- 労働基準監督署に相談
- ハローワークに相談
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まとめ:手続きは計画的に

退職後の手続きについて解説しました。
やることリスト
退職日当日:
- 備品返却、私物持ち帰り、書類受け取り
退職後14日以内:
- 健康保険の切り替え
- 年金の切り替え
退職後すぐ:
- 失業保険の手続き
その他:
- 住民税の支払い
- 確定申告(必要な場合)
期限を守ろう
手続きには期限があります。
忘れると:
- 保険が使えない
- 年金の未納期間ができる
- 余計な費用がかかる
早めに動けば安心です。
わからないことは相談しよう
相談先:
- 市区町村役場(健康保険、年金、住民税)
- ハローワーク(失業保険)
- 税務署(確定申告)
窓口の人は優しく教えてくれます。
遠慮せず、相談しましょう。
新しいスタートのために
手続きは面倒ですが、 これを終えれば、 安心して次のステップに進めます。
一つずつ、確実に。
あなたの新しいスタートを、 心から応援しています。
この記事は、一般的な情報提供を目的としています。手続きの詳細は、自治体やハローワークで確認してください。制度は変更される場合がありますので、最新情報をご確認ください。
困った時の相談窓口:
- 市区町村役場:健康保険、年金、住民税
- ハローワーク:失業保険
- 税務署:確定申告
- 年金事務所:年金の詳細
あなたが安心して次のステップに進めることを願っています。

